のんびり自分のオカルト体験書いとく79

お金のエネルギーを視覚化したら、歩き始めた元気な男の赤ちゃんみある。
お金はゆっくり歩いて来るって、言ってた昔の人は偉大。きっとこのビジョンが見えた人がそう言ったんやろなあ。

 

福岡県久留米市にある水天宮の総本宮へ参拝した時のことや。
水天宮は大きな川のそばにある神社で、社殿全体からキラキラとしたええ気を放っている神社やったわ。
水天宮に初めて来た自分は、本殿のすぐそばに行ける小さな階段を歩道を歩いている途中で発見し、このまま歩道をそれなりに歩いた先にある鳥居をくぐり参道を歩いて本殿に参拝するか、あるいはここから横入りして参るのか少し迷ってたんや。
したらば、浅黄色の袴を穿いた男性神職さんの幽霊が階段を降りて来て、無言で私の右腕をつかみ鳥居入り口まで私を引っ張って案内してくれた。つかまれた腕の感触から、自分はこの存在は見た目通りの人間じゃなくて犬が化けた者だな~とのんびり理解していた。
さて、鳥居をくぐる前に一礼し、顔を上げて見た水天宮は成程、本殿を中心にキラキラとしたいい気を放っている神社やった。人によっては溢れ出る美しい神気を見て、感動した人もいるんやないんかな?
まあ、だからオラが住む街にも水天宮様がお見えになって欲しいとなり、分祀を願い出た人が大勢いたんだろうな~そう察する程度には、水天宮の本殿周りは輝いて見えたんや。
本殿へ着くと、茶色い柴犬の幽霊が出迎えてくれたので「なるほど、先ほどの男性はこの柴犬が化けていたんだな」そう得心がいった。他には、女性の巫女さんの幽霊もいたりして。大勢の人に愛されている社やったわ。

 

ある夜のこと、自宅の庭に黒猫の幽霊がおったんや。体は既に死霊になり、灰色に見えたんやけど頭と首周辺は最後まで意識があったんやろうなあ、色がついて見えたし生霊の体をしとった。
でも、しばらくしたら死霊の仲間入りするんやろうなあと思いつつ、うっかり「おいで」と声をかけてしもうたんや。必殺、動物霊を拾ってしまう!をやってもうたんや。心の中では「うおおおあああ、またああああ拾ってしもうたアアアアア」そんな事を思いつつ、しょうがないので、自室で浄霊する事にしたんや。
自分で浄霊しようと思ったんやけど、この時ばかりはなぜか神様に動物霊の浄霊をお願いしてみようと思い立ち、祈りを捧げてみたら。
急に、自分の目の前にでっかい人一人が余裕で立って歩いて入れそうな漆黒の渦が現れたんよ。その中から、一匹のゴールデンレトリバーの霊が飛び出して来て黒猫の首元をくわえて渦の向こう側へ置き、更には私自身が憑いている事に気づいていなかった、とても小さな犬の赤ちゃんの霊も鼻先で渦の向こうへ押しやって行ったんや。動物霊のお迎えは、動物がするんやなあとえらく感心しとったら。
突然、ゴールデンレトリバーは部屋の中で四肢を踏みしめ『アオオオオオオオオオオオオオオン』ご近所中に響き渡ったんちゃうか!?ちゅーくらいの勢いで鳴いたんや。私がえらいびっくりした後、脳内に『最近、犬や猫に限らず人と動物との距離が近くなったお陰で、亡くなっても天国へ逝けない逝こうとしない動物霊が増えて来た。そういった事を含めての注意喚起として吠えさせて貰った』そうな。なんでも大切な家族が亡くなった悲しみに暮れる、主人のそばを離れられない犬や猫が増えて来たんだそうな。
なので、動物たちが亡くなった時は安心して虹の橋を渡って欲しいと伝える事が大切なんだそう。橋を渡らなければ、また生きて巡り会える事もできないから、安心して見送って欲しいとの事でした。
それだけを伝えると、ゴールデンレトリバー氏は渦の向こうへ走り去り、渦は勝手にしゅぽんと閉じて、動物霊は浄霊された訳ではないけれど、天国へと逝ったのでした。おしまい。

 

今回も最後まで読んでくれて、ありがとうございました!