のんびり自分のオカルト体験書いとく80

一時期、夜、夢の中で北野武のお付きの黒いスーツの人達に私の魂の一部を北野さんに取り込ませたら、彼は元気になるんだ!とか言われて黒いスーツ二人がかりで追いかけまくられて逃げ惑う日が続いた。結局、彼らを振り切って神様に護って貰うことでなんとかなったけど。今、思い出してもあの黒スーツの男達は宇宙人達やったんやろうか?

 

2013年2月15日ロシアのチェリャビンスクに隕石が落ちた。隕石が落ちた余波は凄まじく、落下地点近くの街は衝撃波で窓ガラスが割れ、家は歪み人々は恐怖におののいていた。
その日の晩、夢を見たんや。
正しくは、並行世界線における自分の記憶を見ていた。
その世界線では、朝日新聞が日本で一番メジャーな新聞社で漏れなく我が家も朝日新聞を取っていた。
チェリャビンスクに隕石が衝突する一か月前、有名人が次々に亡くなり朝日新聞を連日賑わせていた。中でも一番大きく報じられたのが、小林亜星さんが亡くなった記事だった。一面記事に掲載された彼の写真は、どの故人の写真なんかよりも大きく掲載され(実に紙面の1/4に迫る大きさだった)、私自身も「小林亜星さんが亡くなったのか」残念に思う気持ちで朝日新聞を読んだ事を今でも鮮明に覚えている。
その記事を読んだ日の朝、ロシアに隕石が落ちた。
落ちた隕石は、こちらの世界線で落ちた物よりも遥かに大きく、衝撃波で近くの街は壊滅し海を大きく波立たせ地表を襲った。正午過ぎのNHKの緊急ニュースでは、大津波が次々に各国を飲み込んでしまっている事をアナウンサーが切羽詰まった表情で伝えていた。
そして、隕石を端緒とした大津波は日本全土、全てを包む事も報じていた。これを聞いた私は「じゃあ、どう頑張って生き残ろうとしても無駄じゃない(他国の高い山々が軒並み沈んでいたので)」そう思いながら、「亡くなる時は、布団の中で亡くなりたいわ」一人で自室に戻り布団を敷いて布団に潜り込み、一際高いバンという窓を叩く波の音で目が覚めた後、意識は途切れた。
そして、眼を覚ました後「割と近くの世界線が消失したから、恐らく自分以外の人達もある程度、並行世界線の記憶を保持したままの人達が多くでるだろうな~」そんな事を考えていたら、あっという間にマンデラエフェクトなる言葉が誕生し、オーストラリアとニュージーランドの位置が違うことや千と千尋の神隠しのラストが違ったり、何より小林亜星さんが生きている事が大きな違いだった。
こちらの世界線における小林亜星さんが一体、どういった役割を果たしていたのかは知らないけれど、この世界線では彼の死が、長く隠されていた事が何となく引っかかる。星が亡くなったから、隕石が降ったと考えた人がいたからなんだろうけど。
それにしても、近い世界線における自分の魂が統合された後、実行される記憶の上書き保存がところどころ上手くいかなかった部分に気づけた事が、みんな凄く嬉しかったみたいだね。マンデラエフェクトなる言葉が生まれるスピードの早さにさあ、思わず苦笑いしたで。
一体、この世界線における誰がワイらを護ってくれたんかは知らへんけど。2013年当時、ものすごいスピードで落下する隕石を正確に打ち抜いて砕く事ができるビームを出せるUAPをアメリカないしはロシアが開発できていたとは考えにくいしなあ。
もし、ロシア製のUAPなら今ロシアが起こしとる戦争は、最初からもっとスマートに綺羅星のごとく終わりを迎えていた思うんよ。戦争ではクラシックな武器を使って戦わないといけない、とかそんな制約が無かったらの前提やけど。そんな訳で、この話しは以上やで。

 

今回も最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました。