のんびり自分のオカルト体験書いとく53

以前、ケルト神話における英雄クーフーリンはんと関わって一つ学んだ事があんねん。ずばり、ルーンの使い方を思い出したのと同時に「普通の人ではルーンは触りしか扱えへんな。りょ」ってなったわ。
ルーンで造られた呪文なんやけど、まず一文字一文字ずつちゃんとルーン文字が司る自然現象を文字の形に納めて、と言うか詰め込んで。それらを繋げていくねん。それが白く輝くルーン文字の呪文になるんや。自分は、ルーン文字の呪文が白く発光して見えるんやけど、他の人は違う見え方かもしれへんね。
ルーン文字を使ってかけられた呪いを解呪するとなると、上記の逆でルーン一文字ずつに込められた自然現象を一つずつ解放していかないといけない。だから、かけられた呪術をルーンの側から、要は文字の成り立ちからほどくより解呪の規定に沿って行動したほうが早いわけや。とは言え、クーフーリン氏みたいに死ぬが死ぬまで解呪できなかった場合もあるし、あんまりルーン文字を使うのはお勧めせえへん。ルーンが刻まれた石でやるルーン占いとか、その辺りでルーン文字の世界は楽しんでおく方がええと思うんよ。自分からは、ルーン文字については以上やで。


皆さんユグドラシルって知ってる?別に知ってなくても大丈夫やし、知らへん人のためにもユグドラシルについて解説すると、北欧神話に伝わる世界樹のことをユグドラシルやと言うんやって。
ユグドラシルは9つの世界を内包しており、各世界へ渡るためには虹の橋を渡っていかな行けへんかったんや。
更には、こういった伝承が残ってるんよ「一人の大胆な神(オーディン)が水を飲みに泉にやって来て、永遠の叡智を得た代償に片方の目を差し出しました。そして世界樹トネリコの木から枝を一本折り、その枝から槍の柄(つか)を作りました。長い年月とともにその枝の傷は、森のような大樹を弱らせました。葉が黄ばんで落ち、木はついに枯れてしまいました」現在では世界樹は枯れたという事になってるんよ。

過去世で自分はユグドラシルを『ユーグドラシル』って呼んでたわ。個人的な記憶の中では、ユグドラシルは宇宙樹やと認識してたし、ユグドラシルが内包する9つの世界は、宇宙に存在する各惑星を差していたという記憶がある。
また、その惑星に渡る〝虹の橋=ワープ装置あるいはワープ航路”を差してたことも。宇宙樹はアホほどデカかったし、我々が所属する銀河にある星々や近縁の銀河における惑星間しか移動できなかったような覚えがあるんよ。
多分、存在次元が上昇すると行けるようになる惑星が増えるんやと思う。北欧神話では、ユグドラシルは枯れた事になってるみたいやけど。
私的な見解を申し上げると、北欧神話の主神オーディンが知識を身に着けた分、霊性が下がってユグドラシルにアクセスできへんようになったことを、精神の泉が枯れたことになぞらえて世界樹は枯れたと表現してるんやと思ったわ。


さて、北欧神話について話したし自分がブリュンヒルデをやってた頃の話しでも語ったろかい。
以前、不思議ネットの掲示板で話したのを再掲やで。

 

自分が北欧神話に登場するブリュンヒルデだった時の記憶。
確認してないけど、現在伝わってる伝承と相違は少なからずあると思う。
なので、それが許せる人向け。
後、読み終わったら北欧神話における主神オーディン様の評価が爆下げになるから、オーディン様が好きな人は注意して下さい。

ぶっちゃけ北欧神話世界が滅びたのは、火の神ロキのせいじゃなくて、主神オーディン様のせいなんだよ。
何と言うか、オーディン様の自業自得が綺麗にキマッて滅びたのが北欧神話世界なんだ。

発端は、オーディン様がブリュンヒルデだった自分を密かに好きになったのが原因。

だけどブリュンヒルデだった自分は、どこまで行ってもオーディン様に対する想いは、親に対する愛情に近いもので恋愛系の性質では全く無かったんだ。

そこでオーディン様は、ブリュンヒルデが自分を好きになってくれるよう画策した。
地面の上で燃え盛る火の輪の中に、ブリュンヒルデを閉じ込め眠らせて。その輪を乗り越えて、彼女に口付けした者を好きになるよう呪いをかけたんだ。
火の輪を越える者が誰も出てこなかった時は、オーディン様が直々に彼女を目覚めさせる事を企んで、ね。
だけどシグルドなる勇敢な戦士がが火の輪を飛び越えて、ブリュンヒルデに口付けしたから、さあ大変!
ブリュンヒルデはシグルドが大好きになってしまい、更に彼のこの英雄的な行いは歌になり北欧の世界で人気を博し、広く知られる事になった。

慌てたオーディン様は、シグルドの記憶を奪う画策をした上に彼にブリュンヒルデの母であるクリームヒルトと相思相愛になるよう仕向け、加えて流行していた歌の内容をクリームヒルトに置き換えるよう指示まで出したんだ。

だけどブリュンヒルデのシグルドに対する思いは、消えることがなかった。クリームヒルトを見つけてを追いかけて行くシグルドの背中を見て、涙を流す事なんてしょっちゅうだった。

あの時は、いつも胸が塞がれたような暗い気持ちになってたよ。
とても大好きで大切だった人が、自分の大切な母を好きになって。私に向けられていた彼の笑顔が、もう二度と自分に向くことが無いと。日々の生活を送りながらそれを実感するのは、正直なところ本当に苦しかったし、きつかった。

そして、ブリュンヒルデの心が変わらない事に気づいたオーディン様は、またもや彼女に同じ呪いをかけて火の輪の中で眠らせたんだ。今度こそ成功させるために。


だけど、又しても邪魔が入った。
火の神ロキの熔岩が、山肌を滑って降りてきて、ブリュンヒルデが眠っていた一帯をドロドロに溶かしてしまったからだ。
謀らずともロキの熔岩は火の輪を越えて、そこで眠っていたブリュンヒルデに口付けしてしまったんだ。
それでもオーディン様の強力な呪いは発動し、霊体だけの存在になって目覚めた私は、ブリュンヒルデは、火の神ロキが好きになっていた。

その時には、一度死んだせいでどうしてこんな事になったのか?
その原因から何からなにまで、理解していた。

それでも呪いのせいで、火の神ロキを愛する事は止められなかった。

ロキはちっちゃなスパイダーマンみたいな外見で。口も鼻も無く全身が燃え盛る炎に包まれている存在だった。白く抜けるように光る両目が印象的な存在で、彼もオーディン様の呪いにかかった事に気がついて私が目覚めるまで、ずっとそばに居てくれた。

そして今まで彼の存在を自分達(北欧世界の住人達)が理解できなかったのは、誰も彼に近づく事ができなかったからなんだ。だから彼も当然のように我々の事が解らないんだ!

そう気づいてからは、ちゃんと自分の中にあるロキが好きな部分を使って彼に愛してるよ、とか大好きだよとか。霊体だから君に触れても大丈夫だよ。と、伝えていたら。

最初は、そんな言葉を聞く度に一々ビクッビクッと体を震わせて驚いていたロキもやがて慣れて、ブリュンヒルデを本当の意味で好きになっていた。
だからこそロキはオーディン様を倒して、本当の意味で私を手に入れたいと思うようになってしまったんだ。

北欧の神々とロキとの最後の戦いで、ロキは隊の先頭にいたオーディン様を倒すべく山腹から熔岩を繰り出して神々全てを呑み込んだ後、彼のそばに居た私を振り返ってニヤリと笑ったんだけど、それが私達二人の最期でもあったんだ。

元々オーディン様の呪いのお陰で、霊体だけになっても地上に留まっていられた私は、彼が亡くなった事により、自分の魂をそこへ止めて置く事ができなくなってしまっていたんだ。
自分の魂が天に巻き上げられて行くのを感じながら、右手をロキへ伸ばして
「ああ、ロキ!」
それがブリュンヒルデだった私の北欧世界に置ける最期の言葉になった。
ほどなくしてロキも自分を保てなくなって、天に昇ったと思う。

この時代は、各地域に上の次元から霊能力?と言えばいいのかな?兎に角、エネルギーを降ろす役目を担ってる人が居て。
北欧世界では、その役目を果たしていたのはオーディン様だったんだよ。
だから彼が亡くなって、北欧世界に満ちていた神秘はここで一回途絶えてしまったんだ。

ちなみに私の夢は世界一周旅行に出る事なんだけれど、北欧には絶対行くなってきつく守護霊さん達に言われてる。

なんでもブリュンヒルデが大好きだったロキの気持ちが、広く北欧一帯のマグマには溶け込んでいるから、行ってホテルに泊まったが最後、ホテルの真下から熔岩が噴き出すから絶対に絶対に行ってはいけないそうだ。

そんな訳で、早速、世界一周旅行の夢が頓挫したんだけど、日本一周に変えて今は残すところ三県でコンプリートだよ!

ちなみにオーディン様は、これ以外にも色々とやらかしてるから、私だけは彼の評価を下げてオッケーだよ!とかも守護霊さん達に言われてる。

それでは、ここまで読んでくれて、ありがとうございました!皆さん良い旅を!