のんびり自分のオカルト体験書いとく72

小・中学生の時に、同じクラスの女子が同じ人生をループしてた人だったぽい記憶がある。


まず、その子はクラスの中で一番大人びてたし、何よりその事に気が付いたのが小学生の卒業アルバムに掲載する将来の夢に彼女だけ〝薬剤師”と書いていたのだ。
別に今だったら、看護師よりも実入りがよく、全国各地に就職先がある花形とも言える職業だ。きっと、何の違和感も感じられない職だと思うかもしれない。
でも、この卒業アルバムにおける将来なりたいものが書かれた時代は、今から30年前の事でありネットの萌芽すらない時代の事である。
私は、卒アルにおける彼女の将来について目にした瞬間、一体どこからこんな情報を得て夢を書いたのだろう?随分、現実的だけど看護婦や医者じゃなくて薬剤師?医療現場に詳しい人が親戚にでもいるのかな?そんな事を考えてしまう程度には、彼女の夢だけやたら具体的で、まるで未来を知った上で書かれたように思えた。
あの当時は、病院に薬局が併設されている事もなく、そも薬剤師という職業の人と接する機会はゼロだったと言ってもいい。


何より、田舎の小学校だったこともあり私は彼女の父が自動車修理工場で働いているメカニックだと知っていたし、彼女のお母さんは、ごく普通のパート主婦だった。どこにも医療関係の香りがしない家族構成だったから、余計に彼女の夢を疑問に感じたし、何より違和感を覚えた。
彼女だけ、いつも小学生のガワの中に30代の女性が入っているように見えてならなかった。


それに加え、彼女は絵がやたら上手かった。色の出し方が、そもそも小学生じゃなかった。小学生の時分だと大抵、絵の具を使う時は、あまり混色はせずに色を塗ってしまうものだ。
だけど、彼女だけは混色を重ね、その上、色の彩度をある程度合わせた色を作っては塗っていた。もうこの時点で、私は彼女だけ違う次元にいると感じたし、少しの焦りと恐怖すら抱いた。
ひどく老成した印象を与えながらも、爽やかに笑う彼女は一体、何者なんだろう。


その疑問は、ネットが隆盛し2chの掲示板が登場、そこにオカルトスレが立てられ、そこで初めて〝人生がループしている人達”の書き込みを見つけて、やっと氷解したのだった。
きっと彼女も、ループしていたんだろうと思う程度には、当時の彼女は大人びていて、ともすれば子供を演じようとしている部分があったから。そんなに彼女と親しくなかった自分がそう感じていたのだから、むしろこれは異常だと言い換えてもいいだろう。ギフテッドだったんじゃないか?そう思う人がいるかもしれない。
もしそうだったら、申し訳ないけれど。彼女の中にいる、彼女の精神が年老いているようにいつも見えていたから、私見ではあるけれど彼女はループしていたと思う。ギフテッドの人達は、年相応の精神体が肉体の中に見えるけど、当時の彼女の肉体年齢とイコールの精神体じゃなかったから、やはり過去に飛ばされたんだと思う。


どうして彼女の人生がループしているのかは、全く分からないけれど。念願の薬剤師になって、幸せに暮らしているといいなと思いました。ループ者の話しは以上。

 

皆様に、過去世の記憶の思い出し方を一つ伝授して進ぜよう。
人は、過去世で住んだり行った事のある土地を歩いたり、長時間そこにいると過去世を思い出す事ができます!以上。
そんな訳で、過去世に住んでた場所に行った事で過去世の一つを思い出した体験を語っていくで!


ある時、ワイは自分のことが知りたいと思い、思い切って霊能力者の人に視て貰ったんよ。
したらば、「あなた足利尊氏やってたわよ。京都の綾部に行ったら足利尊氏だった時の記憶を思い出せるみたい」そんな事を言われたからには、面白そうだと京都の綾部市に早速行ってみたんや。
何より、霊能力者の人がスマホもパソコンも何も見ずに、足利尊氏の出身が京都の綾部だと言い当てた事がすごすぎて感動した事もあってなんよ。当てられると、人はすぐ信じてしまうんや。
綾部市は、上品で落ち着いた街やったわ。
駅から歩いて足利尊氏菩提寺に行った自分は、そこで驚愕の体験をする事になったんよ。
お寺への階段を一段、一段上がる度に足利尊氏として生きていた時の記憶が次々に甦ってきて、お寺の山門をくぐる時には涙をアホみたいに流してたわ。こんなに泣きながらお寺の門をくぐったのなんて、生まれて初めての出来事やったわ。
足利尊氏やってた当時の自分は、戦はできても政治は全くアカン奴やったから優秀な部下に執政の舵を足利尊氏である自分を通じて執って貰う事だけ考えてたわ。部下になった奴には大抵「うまく私を使うように」って言ってた。勿論、お命を狙ってくる奴は自前で全部返り討ちしてた。無駄に殺気とかに敏感やったからなあ。ちゃんと一発で心臓に刃が入って、楽に絶命できるように刺してた。お陰で、無駄に怖がられたけど。
自分が殺されそうになる時は、何となくわかった。そういう時の空気は、どこか大抵ピリピリしててひりつくような雰囲気が流れてたから『これは俺の命を狙って来る奴がいるな~』って解かったから、後は懐刀で返り討ちするだけで良かったんよ。
ある時、直前までうまく殺気を殺せていた奴が短刀を握りしめて襲い掛かって来たんだけど、人は人を殺すのにためらいが生まれる存在だから、足利尊氏を殺すのに数秒逡巡したのね。その隙に、足利尊氏であった自分は懐刀を取り出して相手の心臓を突いて、倒れ行く彼に対し「惜しかったな」そう声をかけた時もあった。
やけど、さすがに晩年は反省して、戦で亡くなった人たちを顕彰するための慰霊塔を立てたり、妻と母親を大事にしたり自分のお墓は大きくなくてもいい事を伝えたりしてたなあ。
綾部市にある足利尊氏菩提寺には、正に自分が願った通りのサイズの石で造られた墓が残ってて。良かったな~ってなったわ。石って重いからさあ、無駄にデカイ墓は人足(にんそく)を困らせるだけなんよ。

 

そんな訳で、自分が過去世で生活していた場所に行って過去世での記憶を思い出した話しはこれでお仕舞。
今回も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。