のんびり自分のオカルト体験書いとく77

夏やし、色んな存在のお話しをごちゃまぜでご紹介やで。


京都の鞍馬山に行った時のこと。鞍馬山に入山する前に手を洗う場所があるんやけど、皆さん手を洗わずにスルーしてた。せやけど自分はちゃんと手を洗って何となく上を向いたら、そこの手洗い場にある観音像(だったと思う)がにっこり笑ったんよ。正確に書くと、観音像の口元の上に被さって口角が上がって微笑んだ顔が二重写しになって見えたんや。思わず、ぽかーんとしてしもうたんやけど。みんな鞍馬山へ入山する際は手を洗ってから入ろうな!

 

西日本豪雨の時、深夜の二時に急に眼が覚めたんや。
眼が覚めてまず思った事は、布団の少し上ぐらいに聖なる善き存在の濃厚な気配が残っている事に、まず気が付いた。
多分、寝ている間に夢を通じて何かを自分に知らせてくれたんだろうけど、生憎と思い出せなかった。けれど、自宅近くの川が氾濫するから家族と一緒に逃げないといけない事は何となく察せられた。
実際、この段階で自宅の洋式トイレでは絶え間なく気泡が生まれては、不吉なゴボゴボとした音をずっと立てていた。トイレの配管自体が外から流入する水の処理で手一杯で、菅の中に溜まっていた空気がトイレの中でかなりの量の泡として発生していたのだった。
気分よく寝ていた家族を起こし、車をだして避難所に向かった後は次々に配信される避難指示のメッセージのお陰で中々寝ることはできず、朝になったんや。
昼近くになり、避難所から見える川も水位が下がっている事が確認できたので、自宅に戻った我々は玄関についた水の後に驚く事になった。後、1cmでも高ければ家の中に水が入って来てたのだった。
こういった大きな災害が発生する時は、該当地区に住んでいる人達に向けて緊急のメッセージを上位次元の存在が下さるものなので、みなさん夜はなるべくちゃんと寝て下さい。自分からは、この件については以上やで。

 

名は体を現す。
言い得て妙な言葉やと思う。
ある夜、自分の枕元に誰かがやって来た気配がした。気配はするけれども、見えない。そんな事ってある?そう思いながら部屋に置いていた水晶を片手に、気配の方に向けると水晶が少し弾かれたような気配がした。
誰かが居るのは、解かるけれど見えないのはなんでや?そう思いながら、同じく室内に置いていた鏡台の観音扉を開いたら誰かさんの姿が鏡には映った。
鏡には、ひょろっとした10代後半から20代前半の男性の生霊の姿があったのだ。
かなり驚きながら、どうしてここに来たのか聞くとなんでも彼の名前は「梨男(りお)」と書くのだそう。名前の響きだけ聞くと、お洒落に聞こえるその名には一つ落とし穴があった。
名前の漢字に「梨」が入っているため小さい頃からずっと「なしお」と呼ばれて育ったこと。気づくと自分の存在を消して「なし」にしてしまうようになってしまった。どうしたらいいのか分からず、とりあえず霊能力が高い人に相談したら解決するんじゃないかと思って、夜ここに来たことを説明してくれた。
言霊(ことだま)の力によって存在を弱くしてしまった者は、やはり言葉によって存在を増すしか解決方法がないので、聞けばまだ10代だったので20歳を過ぎたら改名する事と何度も心の中で己は「あるお」だと言い聞かせる事を伝えたら、彼は納得したらしく部屋を去って行った。
キラキラネームがご自身の大切な息子さんや娘さんにとって、両親から初めて与えられた「呪い」にならないように、賢い選択をして欲しいと願わずにはいられない夜やったわ。

 

今回も最後まで、読んでくれてありがとうな。