のんびり自分のオカルト体験書いとく76

夏やし妖怪と出会った体験を語ってくな。


あれは、深夜2時のことやった。就寝していたにも関わらず目が覚めた自分は、なんとなく起きてしまった事もあり何をするでもなくトイレへと向かった。
トイレがある場所には、当然の事ながら手を洗うための洗面台があり、洗面台の上には当然のごとく鏡がかけてあった。
そして、その鏡はまるで墨を流し入れたように真っ暗くらの黒やったんや。
廊下には勿論、電灯がついてるから鏡がその明かりを反射しないといけないし、事実、普段やったら廊下灯の明かりが鏡には反射して映っていたのを何回も見ていたから、余計にその黒さは際立った。そこだけ、ぽっかりと闇が開けてたんや。
自分は、まじまじと真っ黒になった鏡を見つめて「この鏡の先は一体どこに繋がってるんやろ?」そう疑問に思いながら、鏡の向こうへ自分の霊体を少し伸ばして探ってみたら、妖怪が住む荒地みたいな場所に繋がっていた。
慌てて、自分の伸ばした霊体を引っ込めたら鏡の向こうから、何者かが近づいてくる気配がする。気づくと闇の中から赤いなまはげの顔を横に引き伸ばしたような妖怪が、にゅっと顔を鏡いっぱいにせり出して来て『どうだ、怖いだろう?』そう語りかけて来た。
自分は、妖怪との邂逅があまりにも急だったため、めちゃくちゃビビった挙句『ば、バッカじゃねーの!』ツン全開で返答をしたら妖怪は満足したらしく、そのまま鏡から頭を引っ込めて妖怪が住む世界へと戻って行ったのだった。
妖怪は、こちらの世界と繋がっている場所やの向こう側に人が存在していたら、それを感知してわざわざやって来る存在なんやと、この体験から深く学んだのであった。皆も真っ暗になってる鏡の前に立ったらアカンよ。この話しは以上でおしまいやで。

 

みんな「山精」なる一つ目、一本足の妖怪知ってるかな?
ある夜、この妖怪が妻問いに来たんよ。
ぶっちゃけた話し、この妖怪が来るちょっと前に14次元の親元神様(おやがみさま)と深く繋がって、高位次元からバーッとエネルギーが降りて来たのが自分でもわかりすぎるくらい、解かったので『しゅごいいい』とかなってたけど。妖怪まで引き寄せるとか聞いてないよって感じやったわ。
窓の外に、べらぼうに強い妖怪が来てるのが判る。ぷちパニックになりながら、14次元の親元神様に聞いたら「お断りします。と100回言ったらいい」と言われたので、回数も数えないままひたすら頭の中で「お断りします!」と唱え続けたんや。
最初は、ゆっくりとしか頭の中で言えなかった「お断りします!」が回数を追うごとにスムーズに頭の中で言えるようになり、恐らく50回を超えたところで自分の脳にかかる負担がグンと軽くなり、後はひたすら妖怪さんがお帰りになるまで「お断りします!」と唱えてた。
今、思えば私の思考を奪うために脳に干渉をかけて「お断りします!」と言えなくしてたのが、よく解かった。精神干渉をあまり受けた事が無い人やと、簡単にかかってしまうんやないかな?そのくらい強かったので、みんなも普段とは違う思考を自分が持っていたら、その考えがどこから来たのか、ちゃんと気づいて欲しいんや。
ちなみにこの後、ぬりかべみたいな妖怪が窓外に間髪入れず現れてな。「妖怪道中膝栗毛~」とか思いつつ、泣きそうになりながら14次元の親元神様に対処法を尋ねたら「無視するだけでいい」との事だったので、ひたすら無視して別の事を考えてたら窓の外の圧が消えて、妖怪ぬりかべ君は去り、やっと静かな夜が戻って来たんや。
水木しげる先生も、戦時中ぬりかべに出会って手でペタペタとぬりかべに触った体験があると言われてたけど、本当の対処法は無視するやったんやなあと思いました。手で触る事で、逆にぬりかべとしての存在を肯定し高めてしまうから、妖怪がその場から逃げてくれないんだそうな。
自分の妖怪との思い出話しは以上やで。

 

最後に、全く関係ない思い出話でも一つ。
尾崎豊の「15の夜」を初めて聞いた時。あんまりにも暗すぎる&死の香りしかない歌声に出だしからびびって、一体何の曲が流れているのか?その時一緒にいた友人に聞いたところ尾崎豊の名曲「15の夜」だと教えて貰い、有名な歌詞「盗んだバイクで走り出す」が流れてきたので「何でこんな陰鬱な自殺を仄めかすような曲が名曲として賞賛されてるんだ?皆この歌声に宿ってる、どうしようもない死の匂いに気づいていないのか?」めっちゃ疑問に思った20代の夜を過ごした覚えがある。以来、尾崎豊の曲は一回も聞いた事が無い。尾崎豊の曲に関する話しは以上やで。

 

皆、あんまり暗かったり鬱になる曲を聴いたりしたらアカンで!夏は暑いから、他の季節と違って冷静な判断がしにくい時期やということを念頭に入れて生活したってや。
それじゃ、今回もここまで読んでくれてありがとうな~。