のんびり自分のオカルト体験書いとく19

突然やけどキジムナーって、知ってるかなあ?
沖縄などでよく見かけるガジュマルの木の精霊の事なんやけど。

ぶっちゃけ、数年前に初めて沖縄に行った時にキジムナーを見たんや。
沖縄の離島のホテルに到着して、夜、ホテルの庭を散策しとったら一本だけ光ってる樹を発見したんよ。
光ってると言っても、ライトで木全体が照らされてたとかじゃなくて、霊的に木自体が発光して見えたから。
「この木、精霊がいるなあ~」
って思ったんやけど。
生憎、沖縄を訪ねた時期がクリスマスシーズンが近かったせいか、その木にも装飾用のライトがつけてあったんや。
木って、夜には眠る生き物やから、明かりの装飾が就寝の邪魔をしてるだろうな~って思いながら木の幹にそっと優しく触れて、
「ライトの明かりで眩しくて、あんまりよく眠れないかもしれないけれど、ライトを飾らせてくれて、ありがとう」
掌から、樹の幹を伝ってこの思いが伝わるよう思念を送ったんよ。
したらば、なんか ぽっ ぽっ って音が上から聞こえ始めたから、
「あれ、雨でも降り始めたんかなー?」
そう思って木の下から出てみるも、雨粒らしきものが一切確認できず。
また、木の下に戻るも ぽっ ぽっ とした雨粒の音が止まない。
自分が気づかないだけで、やっぱり降ってるんちゃうんか?
そう考えながら、改めてガジュマルを振り返って見てみたら、黒い幹に小さい掌サイズの赤いユリがたくさん咲いてるのが見えたんや。
見えたのはいいけれど、その赤い小さなユリが風もないのに、なぜか動いているように見えて。
そして、赤い小さなユリっぽい花が見えてるけれど、なんかうまく見えないなあーでも、綺麗に咲いてるやん!
などと思いながら、その夜は宿の部屋に戻ったんや。
翌日、ツアーガイドの方がバスの車内で
「皆さん、おはようございます。宿泊されたホテルに沢山ガジュマルが植えてありましたが、キジムナーはいましたか?僕は、キジムナー見た事ないんですけど!」
それを聞いた瞬間、え、あれもしかしてキジムナーちゃうか?いやいやいや、赤い小さなユリの花っぽいやつはガジュマル自体の花ちゃうんか!?
慌ててスマホで検索をかけたら、ガジュマルの花は幹の内側で咲くため、花を見ることができない植物だと説明されていて。
なるほど、キジムナーはガジュマルが花をつける時にだけ現れる花の精霊だと改めて理解する事になったんや。
恐らく、身長が子どもサイズの赤髪の子供はマジムン(沖縄特有の魔物)やと思う。
本土にも、赤ちゃんサイズの全身真っ黒い妖怪とかいるけど。(ぶっちゃけた話し遭遇したのはいいけど浄霊できなかった。話し逸れたなあ)
ガジュマル自体が霊的に光って見えたのは、花期が訪れたからで。
花の開花と同時にキジムナーと呼ばれる花の精霊が姿を現したんやろうな~、それなら幹に集まって見えたのも納得がいく訳や。
何より、今思い出しても黒い人間っぽい体みたいなものも何となく見えたけど、赤いユリっぽい花以外はよく見えなかった事から、ガジュマルの花の精霊は目が見えないんだろうね。
幹の内側で花開くから、必要がないとも言えるなあ。
それ以前に、キジムナーは手のひらサイズで愛らしい大きさやったから、ガジュマル自体の花もきっとその位の大きさなんやろうな~。
んで、こういった事が沖縄を訪れた初日に起こったのは、アレよ。
こう見えても?自分がアマミキヨやったからなーと。知らんけど。
アマミキヨ、自分が生きてた時代では奄美から来た女って意味やったんやけど。今はどうなんやろ?
自分がアマミキヨとして、沖縄に来島してさ。沖縄本島の各所に赴いては、島に人が住んでもいいか?あるいは人を住まわせるために島を借りてもいいか祈りを捧げに行ってたんだけど。
ある日、後の琉球王朝を起こす人物とそいつの手下が勝手に自分が建てて生活に使ってた小屋に住み始めてさ。
祈祷が終わって戻ってみたら、小屋の前に知らない男がいるし。
小屋の中にも知らない男がいるみたいでなあ。
当然、そこで小屋から出て行く出て行かないで口論になってさ、結局、アマミキヨだった自分は手下に殺されたんやで。
のちに、手下のボスが王様になったという訳や。
沖縄という土地を人が住めるように霊的に許可を取ったの、自分やけど。
ちゅーか、ついこの間までアマミキヨやった時の魂自体、沖縄の土地に縛られてたから、沖縄に一生住む覚悟のある人たちと王朝を開いた王の一族関連の魂をアマミキヨやった自分の御霊(みたま)の代わりに沖縄の土地に縛りつけ直しておいたわ。
フハハハハハ、アマミキヨやった自分を殺して王になったんやからこの位、ちゃんと土地に対して責任もってもらわんと困るわ~。

んで、これ以外で沖縄関連の話しとしては。
ある年、沖縄神界が新年を迎えてからうるさい年があった。
霊的にうるさい、と言うか誰かに対して「沖縄に来い」って呼び掛けているようだったんやわ。
多分、この呼びかけの声は東京まで届いてるんちゃうか~?
でも、何で呼び掛けてるん??
疑問に思った自分は、この呼びかけはユタに関するものみたいやな~という事を感じ取ったので、ウィキでユタについて検索をかけたらば。
12年に一度、午年にユタのリーダーを決めると書いてあり、丁度その年は午年であったので、なるほどリーダーになれる子が東京におるから一生懸命、沖縄神界を上げて呼んどるんやな~と納得したわ。
それから二、三ヶ月して呼ぶ声は止んだので、無事にリーダーが決まったらしい。
そんな訳で、楽しい楽しい沖縄旅の思い出でした。どっとはらい