のんびり自分のオカルト体験書いとく38

竹取物語って何なんやろうね。
主人公のかぐや姫が大きくなった3ヶ月は、一本の竹が大人になる期間と一致するし。
そこから、3年ばかりたって月からの迎えが来るに至っては、竹は3年待って、やっと切り倒して加工する事ができる、いわば成熟期間なんよね。
竹は、水分豊富な植物やから若い竹をむやみに切ると、切り口から大量の水が出てくるんよ。その水が自然と抜けて、加工しやすくなるまでの期間っちゅー訳や。
人間も生きるのに水が必要やけど、竹も皆さんが思っている以上に水食いなんよ。身体組成は違うのに、生きるのに必要な物が一緒だとちょっとドキっとするよなあ。
人は赤ちゃんの頃は体内の水分量が多いから、ほっぺなんかもちもちやけど。大人になって歳を重ねたら、肌がしわしわになってしまうのは一重に肉体の水分含有量が減ったからやで。
つまり、かぐや姫は竹そのものと言い換えてもいい存在なんよ。

 

それに加え、竹自体の植生もちょっと怖い。荒れた竹林の中を歩いた事がある人なら判ると思うんやけど。
竹林の中って、想像以上に静かなんよね。
勿論、風が吹いたら竹林の上の方で笹の葉がこすれ合う音がするけれど、それ以外は全くの無音。足音は、厚く積もった枯れ葉が吸収してしまう。
そして、竹はその背の高さから他の木々への日光を遮り元から生えていた植物を容易く殺してしまうし、上から降りしきる枯れ葉によって下生えの草までも殺してしまう。
竹林の中は、文字通り竹しか存在しなくて、まるで月面にある静かの海に立っているような気持ちにさせられるんよ。
本当に、月面の静かの海って一体、誰が命名したんやろなあ。
まるで、本当に月面に立ったことがある人が名付けたみたいやん。
月の事情に詳しい人達が、月面の表側を名付けたんやろうけどね。知らんけど。
竹は、竹しか生きることを許さない植物なのに、それが月を象徴する植物なのホンマ面白いよなあ。
その竹以外が生きることを許さない面が、かぐや姫に懸想した皇子達の失脚という姿で描かれているんやと自分は思ったわ。
とは言え、どこまでいっても共生できない竹を人として描いた物語にしては、神秘に満ちてるよなあ。
竹って、本当に月からやって来た植物かもしれへんなあ。
地球最期の日に、竹を救いに月から何者かが降りて来るかもしれへんで。
もしかしたら、月の人達は地球に竹という姿で降りて来てて、そして竹の花が咲いて竹が死に絶えるまでが罰の期間なのかもしれへんで?
ちゅー訳で、自分の竹取物語の考察は以上。

 

さて今回は、日本各地の神社の思い出を書いて行くで~。

 

和歌山県神倉神社

 

ゴトビキ岩っちゅう、巨石がご神体として祀られてる神社やねんけど。
まず、そこに辿り着くまでがごっつう大変なんやけど、何しろガチで急こう配を誇る階段が待ち受けてるハートフル神社やねん。
旅の仲間の皆さんと一緒に登り降りしたんやけど、自分なあ山登りそこそこ好きやけど登るのも下るのも下手やっちゅー自信があるんよ。お陰でダントツに最下位やったんや。
皆は参拝がもう終わってたのに、自分一人だけ階段の攻略に時間がかかってしもたから、一人で神社に参拝して海を向いたらふいに後ろから『両手を眉の上にかざして、首を左右にふりなさい』おじいちゃん系男神に急に言われたんよ。
そうしたら、まあ普通に海とかよく見えるよな『かつて、神武天皇もここにいらした時、そうされて海や周囲を眺めていた』って丁寧に教えて下さったんや。ありがたいことやで。かなりクリアにはっきりと声が聞こえたから、聞ける人は聞こえるんちゃうんかな?
この神社に参拝して、ここに祀られているご祭神様が、この場所と共に末永く大切にされるよう祈ったのがきっと良かったんやろうね。

 

山口県光市加茂神社

 

昔、光市に住んでいた時になぜかこの市にある加茂神社が好きでよく参拝しとったんよ。今は、全然違う場所に住んでるからもう参拝には行ってないんやけど。境内にオガタマノキが植えてあって、それを見るのが好きやったんや。
ある日の晩、夢を見た。真っ暗闇の中から『京都の下鴨神社にこられたし』それだけ言われて、眼が覚めたんや。丁度、数日後に京都に遊びに行くことにしとったんやけど、別にそのことを神社で報告した訳でもなんでもない。
それなのに、こういった事を言われたから、かなり驚いたわ。結局、予定の一部を変更して下鴨神社に参拝したら特別拝観をやってる時期で、今上陛下が下鴨神社内で入れるところまで、見学できるそうやったから見学したんやけど。
なんか感慨が深かったわ。時期が合わなければ、見学できへんかった事を考えたら、ホンマ呼んで貰えて嬉しかったわ。

 

大阪府住吉大社

 

卯年卯月卯日(うどしうづきうのひ)に住吉大社では大祭が行われるんやけど、それを知らずに祭りの次の日に住吉大社に伺った自分は、一歩境内に入ってびっくりしたんよ。
さわ、さわ。
足元が、常にさわさわするんやって。
理由は明白で、前日にあったお祭りで土地の魂自体が処理しきれないほど多くの参拝客が神社に来たため、数えきれないほどの邪気が境内には落ちていて、それが歩くたびに足に触るからやったんや。
後にも先にも、あんなに足元がさわさわしたのは初めてで。ホンマに人口が多い場所の有名な神社は大変やと学んだ次第よ。
そんな訳で人口が多い地域の神社に参拝する時は、お祭りの時やお祭りの次の日は避けた方がええで~っちゅうお話し。

 

どっとはらい。ここまで読んでくれて、ホンマありがとうな。