のんびり自分のオカルト体験書いとく23

みんな坂田金時って知ってるかな?


銀魂で有名な坂田銀時はんの元ネタになった人やで~と言うと、理解が早いと思う。
それ以外だと童話の足柄山の金太郎が大人になって、坂田金時と呼ばれるようになったって事も日本人ならご存じの方も多いんじゃないかな。

 

さて、本日は~自分が前世で坂田金時はんについて仕えていた時のお話しやで。
坂田金時はんが従軍していた時に、お世話係として仕えていた記憶が実は自分にはあるんや。
当時、自分は女性で坂田金時はんの進軍時における身の回りのお世話を全般的にしっとたんやで。
何しろ、金時はんは巨人の血が色濃くでた人物で身長は3mあるかないかくらい。
しゃがんだ姿は、当時の自分の身長(135~145cm)ちょうどくらいはあったからなあ。
金時はんが立った時は、彼の腰の位置まで自分の頭のてっぺんが届かなかったし。太ももの付け根に届くか届かないかくらいやったわ。
そんな感じで金時はんは、あの時代でも破格の大きさやったから当然、就ける職業なんて限られてくるよな。
幸いな事に?日本国内における武力による平定案件が多かった時代やったから、巨人で当然の事ながら怪力であった金時はんが戦に駆り出されるのは、当たり前の流れやったわ。


戦やから、金時はんは敵軍に突っ込んで相手と殺し合う訳やし、彼が自軍に戻った時は、両手なんて血で染まって真っ赤っか。
いつも、そばに井戸があったり、近くに川が流れてる場所で陣地を形成しとったら問題なかったんやけど。
勿論、地形的にそうじゃない事も多かったんよ。
そういう時は、大抵、自分が血で濡れた金時はんの両手を手拭で丁寧に拭き清めてたんやで。


その度に、金時はんに「俺が怖くないのか?」って何回も聞かれた事をよーーーーく覚えてるで。


今、思い出しても真っ先にこの台詞が再生されるくらい、聞かれたからなあ。
その都度「いいえ、怖くありませんよ。よく働いた方の手ですから」そう答えてたわ。それに加え、金時はん優しいなあ~~~~って思ってたのよく覚えてるわ。
時代柄、男どもは女に対してけっこう当たりが強かったから、こんなに気を使ってくれるの金時はんだけやったで!
そんな事もあって、自分はかなり金時はんのお世話ができる事を誇りに思っとったし嬉しかったんよ。

 

とは言え、戦の事やから敵軍の策にはめられて、ある時、金時はんが出陣した後に陣地を奇襲されて、自分はあえなく落命してしもうたんよ。
その後、今の世になって金時はんが最後まで戦い抜いて命を落とした事を知った時は、めっちゃ悲しかったわ。
いやまさか、坂田金時はんの現代に残ってる逸話を読んで泣くとは自分も思わなかったし、今、金時はんの最期を思い出しても、どうもせずともめっちゃ泣ける。
そのくらい、自分は金時はんが好きで大事やったんやと思う。


彼は彼なりに自分の命を人生を全うしたんやって、頭では理解できてるけれど、彼の最期が幸せであって欲しかったと思うのは、やっぱり自分の中で彼が家族と同じくらい大切な存在やったからやと思うんや。
当時を振り返ってみても金時はん優しかったから、戦の中で死にたいと考えとったんやろうね。
あの時代、彼自身が生きる道も死ぬ道も戦の中にしか無かったのも、確かやから。

 

願わくば、金時はんの転生した魂が今生は安らかで明るく良き人生を送る事ができるよう祈ってるわ。

 

最後まで読んでくれて、ありがとうな~。